The Great Escape

Tottenham Hotspur Fan Blog


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犬は吠えるが、キャラバンは進む

え~っと、お久しぶりの更新でございます(笑)もう3ヶ月も経ちましたか。早いもんです。時の流れってものは。
この間、色々な事がございまして。ざっと振り返りますと、ベンフィカに敗れてELからは姿を消し、強豪相手の試練の3月は悉く負け続けてCL争いから脱落。確たる目標を見い出せないまま粛々と残り数試合をこなし、時に勝ち、時に負けてシーズンを終えました。そして、半ば既定路線だったとはいえ、シャーウッドの解任。今更、一つ一つ丹念に振り返る事に大きな意味を見出せず、この3ヶ月の当ブログの空白をなんとか取り戻そうと過去に目を向けるよりかは未来を見据えましょうってな気分、というのが正直なところ。2013/14シーズンの総括というか反省は気が向けばまた別の機会に・・・と思ったが、きっとやらないな(笑)。良い意味で頭の中をリセットというか、リフレッシュして前を向くのが今は良いのだろうな、と自分に言い聞かせてる今日この頃です。ちょうどよく、W杯も始まりますしね。
まあ、僕という《犬》が吠えようが吠えまいが、スパーズという《隊商》は歩みを止めること無く進むわけですがね。
いや、見方を変えればむしろ、自分が《隊商》なのかもしれない。不甲斐ないスパーズを貶める輩《犬》が吠えようと、スパーズが好きだし、スパーズサポを辞めたりはしないわけだから。

ティム・シャーウッドの解任
とはいえ、シャーウッド解任については多少なり触れておかねばならないでしょう。まずは、お疲れ様でした。
数々の際どい言動。立ち居振る舞い。日替わりの戦術。まるで読めないチーム作り。賛否両論あったと思います。
ただ、少なくとも言えるのは彼を責める気にはなれないという事。AVBの解任から他の候補を探るも難航し、半ば暫定の形で彼に託さざるを得なかった経緯を踏まえれば、彼をどうして責められようか。現時点でトッテナム・ホットスパーのトップチームを率いる器だったのかと問われれば、間髪入れずに「NO」と私は答えます。それでも、ティム・シャーウッドという男がこれまで育成年代で大きな功績を残してきたのは紛れもない事実だし、その一見するとエキセントリックな言動も、不安定な立場の中でなんとか自分をアピールしたい、スパーズを良い方向に持って行きたいという情熱故だという事も十分に分かっている。ただただ、《不器用》だった。同時に、率直で熱く、信念を貫こうという《強さ》は確かに持っていたのだと。長い目で見るべきであったのにも関わらず、状況がそれを許さなかった。ある意味では、彼をこういう形で監督に就任させ、解任に至らせてしまったのは、双方にとって不幸であったと感じます。
まだ若くこれからの監督。不本意な別れとはなりましたが、次の場所での成功を祈っています。

マウリシオ・ポチェッティーノの就任
さて、始まった新監督探し。本命視されたのはオランダの重鎮ルイ・ファン・ハール。就任まであと少しのところまでは行っていたと推測されるが、結局はマンチェスター・ユナイテッドを選択。スパーズの思惑は外れることとなる。
まあ、こればかりは仕方ない。こと監督人事については水ものでして、縁が無かった。ただ、それだけでしょう。
次に浮かんだ有力な候補は2人。フランク・デブールとマウリシオ・ポチェッティーノ。前者はアヤックスをエールディビジ4連覇に導き、後者はサウサンプトンを中位に押上げ、名声を高めた。共に40代前半、これからのサッカー界を担う優秀な若き指揮官だが、スパーズはポチェッティーノの招聘を決めた。おそらくは、迷いに迷った末の決断だ。

ポチェッティーノ就任についての雑感であったり、予想される補強、どのようなチームになっていくのかという妄想は膨らむばかりなので一度に書いてしまうのはもったいない。なので、また日を改めて、順を追って考えていくこととしましょう。まずは、ようこそ!ポチェッティーノ。これからは、親愛を込めて《ポチェ》と呼ばせて頂く。
契約は5年、失われつつあるスパーズのアイデンティティを取り戻す為の戦い。それすなわち、攻撃的で、見る者をワクワクさせる『楽しいスパーズ』の復活を目指す戦い。そして、再びCLという夢舞台への返り咲きを目指す戦い。
いずれにしても、どんな試合展開であれ、最後まで決して安心出来ない興奮と不安(これは無くても・・・いや、欲しい?笑)、極上のエンターテインメント性は忘れずに(笑)。願うならば、よりダイナミックで情熱溢れる戦いを。

よりパワーアップが予想されるライバル達。おそらく、昨季以上に厳しい戦いが待っている。ポチェッティーノの過去の実績から、その手腕を懐疑的に見る者も多いと思います。でもね、そんな雑音は気にせず、信念を持って前へ進めばいいんです。「本当にポチェで良かったの?」という声があるなら、「ポチェで本当に良かった」に変えればいい。
今から楽しみな、2014/15シーズン。『ポチェと愉快な仲間たち』。新たな物語のはじまり、はじまり・・・。


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ファンデ・ラモスとの再会

2013/14シーズンのリーグ戦も残り10試合。いよいよ息詰まる終盤戦を迎えておりますが、スパーズにとって忘れてはならないもう一つの戦い、ヨーロッパリーグ(以下EL)もいよいよ決勝トーナメントの火蓋が切って落とされました。
賞金、ステータス等を考えればCLよりも遥かに劣り、正直、勝ち上がる事に旨味の無い大会ではありますが、伝統的に欧州カップ戦に強いのがトッテナム・ホットスパーというクラブ。かつてはカップウィナーズカップ制覇(英国のクラブでは初)、ELの前身に当たるUEFACUPでは二度欧州王者に輝いております。クラブの歴史を語る上で、これらの栄光はやはり外せないところでもありますし、現在のチームはリーグ戦との二足の草鞋を履きこなすに足る選手層を誇っているわけですから、基本的にELに関しては後ろ向きな私ではございますが(笑)再びヨーロッパの頂点を目指して欲しいという想いも少なからず抱いております。To dare is to do 挑戦なくして、成功なし。目指せ、トリノ!です。

さて、冗長な前置きはさておき、ベスト32。初戦の相手はウクライナのドニプロ・ドニプロペトロウシク。Repeat afer me 。ドニプロ・ドニプロペトロウシク。長いです。もはや、早口言葉の世界です。世界は広いですね。
正直に言いましょう。知りませんでした(笑)初めてです、こんな名前聞いたの。こういう未知の強豪と出会えるのもELの一つの魅力。ELで当たらなければ一生口にすることは無かったでしょうしね。ではもう一度、ドニプ…(略)

で、このドニプロなんですが、監督の名前を見てあらビックリ。ファンデ・ラモスじゃ、あ~りませんか。
懐かしいですね、ファンデ・ラモス。もうこの名前だけで色んな想いが蘇ります(笑)個人的にも、ラモス就任以降の時期ってのは自分自身のスパーズとの関わりあいが大きく変化した時期でして、思い入れも強いのです。当ブログの前身を始めたのもこの頃(2008年2月)。それまではたまに試合を見て一喜一憂するだけ、スパーズ・ジャパンさんの配信するニュースやコラムで情報を得るだけだったのが、現地紙やファンサイトだったりの情報を自らで追いかけるようになったのもこの辺りからだったりします。現在まで続く、日々のスタイルが確立した時期と言いますかね。
そういう事もあり、ファンデ・ラモスとの再会はとても感慨深いものがありました。良いタイミングなので、今回はそんなファンデ・ラモス時代の思い出話を少々。と言っても、既に記憶も曖昧になってきてるんだけどさ…(笑)

天国編
ラモスがスパーズにやってきたのは2007年10月頃だったかな。前任のマルティン・ヨルがずっこけスタートで、自分はヨル好きだったんだけど、こりゃもうダメだって事で、シーズン途中に大金積んでセビージャから引っ張ってきた。
セビージャ時代はUEFACUPを連覇していて、当時はそれこそ世界的にも名将という評価だったと記憶してます。自分はリーガはほとんど観ないし、情報にも疎かったので、その辺はよくわからなかったけども、他所のクラブで普通に上手くやっていた監督が、海を渡って監督を首にした直後のクラブにやってくるというのが非常にセンセーショナルというか、かなり驚いたのを覚えてます。ほんと、ヨルが辞めてすぐだったからね。え?嘘でしょ?ってなもんで(笑)

就任早々、不安定ながらも立て直しに成功。次第に勝ち星は増えていって、レディング相手に6-4という馬鹿試合(最高の褒め言葉!)なんてのもあった。UEFAカップはベスト16で負けちゃったけど、カーリングカップではあれよあれよと勝ち進み、アーセナル相手に5-1で爆勝。ar5ena1って造語まで生まれたりなんかして。結局、ウェンブリーでのファイナルでチェルシーを延長の末に下してカーリングカップ制覇。クラブにとって、実に9年ぶりのタイトル。これはもう最高だったな。今でも覚えてるもんね。ウッディの魂の顔面ゴール(笑)とゾコラの鉢巻姿。キーンとキングが掲げたカップ。ベルバトフやシンボンダ、JJ、ハットン、ロビンソン、マルブランク、イ・ヨンピョにタイニオ…etc
FWなんてキーン、ベルバトフ、ベント、デフォーの4人体制という鬼のような豪華な面子。なんという贅沢な(笑)
安定感とは無縁だったけど、個性的で、熱くて、凄く好きなチームでした。CLなんて夢のまた夢。そんな時代。

地獄編
就任一年目(07/08)は結局11位でフィニッシュ。タイトルこそ獲ったものの、終盤戦は確か4連続ぐらいドローで若干怪しさを感じさせながらのシーズンオフとなったんだけども、その怪しさが、まさか地獄への入り口だったとはその時は知る由もなく…。夏にはキーンがリバプールへ、ベルバトフがユナイテッドへそれぞれ移籍。もう、あの時の絶望といったら何と表現してよいやらでね。それでも代わりにモドリッチ、ドスサントス、ベントリー、パブリュチェンコ、チョルルカ、ゴメスらかつてないほどの大型補強を敢行し、なんとか形を整えて二年目がスタートしたわけなんですが、開幕8戦、勝ちなし!(笑)2分6敗、断トツの最下位!あのタイタニック号が沈没した年以来のクラブ史上最悪レベルの逆ロケットスタートが待っていたとさ。トホホ…ですよ。もう、思い出したくもない。いや、今となっては良い笑い話かな。あんな時もあったんだから、あの時よりはマシ…などと、我々に少々の低空飛行でも動じない強いメンタルを植え付けてくれた事に逆に感謝しないといけないかもね(笑)あれを乗り越えたからこその団結というかね。
確かにあるよね、そういうの。もう、6年も経つんだけど、ついこの間の出来事のように思えるから不思議です。
結局、ファンデ・ラモスはそこで解任。ダイレクターのダミアン・コモッリと共にクラブを追われ、ハリー・レドナップがやってきて、その後は皆さんご存知の通り、クラブ史上初のCL出場権を獲得して…となるわけです。

でもね。当時、自分は最後までラモスを擁護しました。2分6敗でもなお、監督交代は早い、もっと時間を与えるべきだ、と。拙速な監督交代に否定的だったというのも勿論あるんだけど、やってるサッカーが絶望的に酷いというわけでは無かったというのが、その理由。確かに08/09のスタートって本当に勝てなくて、前年の終盤戦から続くモヤモヤみたいなのもあったけど、メンバーが大きく入れ替わってた事を踏まえれば内容はそこそこよくやってたんですよ。良くは無かったけども、最後の最後で追いつかれてドローに出来たはずの試合で負けたり、勝てたはずの試合がドローに終わったりって感じで、とにかくツキが無かった。試合内容、好みで言えば実はAVBの時期よりマシだったぐらいで。
タイトル獲ってくれた感謝もあるし、徹底した食事管理でチームを引き締めたり(これは賛否両論ありそうだけど…笑)と悪い面だけでは無かったです。反面、英語も最後までまともに覚えなくて、試合後のインタビューはアシスタントのポジェ(現サンダーランド監督)がやってたり、辞めた後(辞める直前ぐらいからか)にこれでもかってぐらい選手たちから不満の声が噴出したので、戦術的には手腕は確かだろうけど、人心掌握には難があったのは明らか。チームマネジメントという側面ではてんでダメだったんでしょうね。後任の爺さんとは対照的なキャラだったと思います。

凄くザックリと(かなり雑…笑)振り返りましたが、こんな監督でした。ちょっと長くなっちゃいましたね。
最近、スパーズを好きになりましたって人も多いだろうし、たまにはこうやって昔を振り返るのもいいかな、と。
今となってはスパーズはCL権を争うのが半ば当たり前、夢では無くて目標というような一段高いレベルに達したと思うんだけども、そこに至るまでには苦しい時期ってのがあって、それこそラモスの時期ってのは本当にしんどい思いをしたっていうスパーズサポが私を含めても多かっただろうな~と、改めて感じます。だからこそ、その後に待っていた初めてのCLがもの凄く嬉しかったし、ちょっとやそっと悪い時期があっても笑って乗り切れたりなんか出来るのかもしれません。例えば、レドナップ、例えばAVBやシャーウッド。その時期にはその時期にしか味わえない感覚があります。また、数年経って改めて振り返った時に別の感情が芽生えてるかもしれない。一つのクラブを追いかける醍醐味。
こんな私が偉そうに言うのもアレですが、スパーズを好きになって日が浅い若いファン達が、数年後、あの時はこんなだったよな、あんなだったよな、とAVBやシャーウッド時代を振り返る、その時。きっと、今よりももっと、トッテナム・ホットスパーというクラブを好きになっていると確信しています。現在の私が、かつて通ってきた道のように。

追伸:拝啓、ファンデ・ラモス様。久しぶりの再会、楽しかったです。スパーズらしい怒涛の逆転劇。如何でしたか?



ミステリーツアーへ、ようこそ

ティム・シャーウッドが読めない。

全く策を持ち得ていないかのような凡戦を披露したかと思えば、こちらの予想を真っ向から覆すような好ゲームを演出してみせる。自らの育てた若手を重用する頑固さを貫く傍ら、試合ごとにシステムを変え、選手の配置も変えてくる。
直近の3試合。すなわちハル戦、エバートン戦、そしてニューカッスル戦。全ての試合で異なるフォーメーションを採用し、バックラインの人選から、中盤の構成に至るまで大きな変更を加えている。まるでその胸の内が読めない、というのが正直な感想だ。そしてまた、その3試合の色がまるで異なり、全く別のチームを見ているのかと錯覚するほどなのだから、こちらの困惑にもなお一層の拍車がかかるというもの。目的地はどこなのか。我々はどこへ向かって進み、どれぐらいの時間がかかるのか。それすらも知らされないままに乗り込んだバスに揺られているかのような感覚。
どうなるかわからない不安と、だからこそのワクワク感、驚きが詰まっている。ミステリーツアーへ、ようこそ。

ハル戦は見るに堪えない程の絶望的な内容だった。期待されたアデバヨールとソルダードの2トップは沈黙。チーム全体の動きも重く、単純なミスのオンパレード、良い働きをしてる選手を挙げるのも難しいほどのお粗末なプレーの数々。それに加えて、チームがどう攻め、どう守るのか、何を狙っているかがわからず戦術的な動きは皆無。おまけに交代カードも切らずじまいのまま終盤へ突入する体たらく。無策と評されてもなんら可笑しくはないほどの稚拙なベンチワークに思わず頭を抱えた。結局、低調な内容のままにドロー。むしろ勝ち点1を取れたのが不思議であった。

続くエバートン戦。監督交代の影響もなんのその、好調を維持して順位表でもスパーズの上に位置する難敵であることを差し引いても、決して褒められる内容では無かった。前節に機能しなかった2トップから1トップへと変更したが、前半は前任のAVB時代を彷彿とさせる各駅停車でリズム感の無いパス回しに終始。前線の動き出しも乏しく、全く攻撃の形すら作れずじまい。後半にやや持ち直したものの、結局はアデバヨール頼み。勝利に値する内容には程遠かった。
この2戦を受け、ファンのフラストレーションは急上昇。確かな方向性が感じられないチームの不安定な戦いぶりに、ポジティブな要素を見出すのは難しかった。『やはりシャーウッドじゃダメなのか』そんな声が日増しに高まる。
かくいう私自身もそうだ。”このままでは来季続投は厳しい”との認識が、もはや確信に変わりつつあったのだ。

しかし、わからないものである。2004年以来、勝利から遠ざかっている鬼門セントジェームスパークに乗り込んだニューカッスル戦。ネガティブな空気を一掃する試合をやってのける。結果は攻守に圧倒しての4-0。完勝だった。
デンベレをウイングに配置する奇策。主将のドーソンを外し、怪我明けのカブールを抜擢。否定的だった守備的MFカプーの起用…。打つ手が全て当たる会心の勝利。ティム・シャーウッド。この男、ただの凡人か、はたまた鬼才か…。

勿論、現段階ではまだ評価を下すには早い。いや、評価を下せる程にシャーウッドのチーム作りを掴めていないというのが正しい。次にどういう試合をやってくれるのか、どういう戦術、采配を見せてくれるのか。本来、監督が就任してから10試合も見ればある程度の方向性、志向というのが見えてくるものなのだが、ことシャーウッドに関してはまだよくわからないというのが本音なのだ。なにせ、読めない。彼にはれっきとした策があり、着々と歩みは遅くとも、思惑どおりに前に進んでいるのか、それとも行き当たりばったりで打った手がたまたま当たっただけなのか。それがわかるにはまだ時間がかかりそうだ。ただ、現段階で言えるのは、そんな試行錯誤で不安定な戦いぶりすらも楽しむ心の余裕は持ちたい、という事。また、そんな試行錯誤の中から見出した一筋の光(偶然の産物なのかもしれないが…)は確かに明るく、眩しかったという事。未だシャーウッドを心の底から信じるとまではいかない。それでも、余計な先入観を捨て、フラットな気持ちで。ただ、乗り込んだ目的地不明のバスにその身を任せ、揺られるのも、そう悪くない。


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